株式会社サイゼリヤは、同社のサーバーがランサムウェア攻撃を受け、個人情報および秘密情報が一部漏洩した可能性があることを公表しました。今回の攻撃は、ランサムウェア攻撃グループ「RansomHub(ランサムハブ)」が関与を主張しています。
不正アクセスの概要
- システム障害の発生:
- いくつかのサーバーでシステム障害が確認され、一部のサービスが停止。
- 外部の情報セキュリティ対策企業へ調査を依頼したところ、不正アクセスの痕跡が確認されました。
- 対応措置:
- 不正アクセスを受けたサーバーを、インターネットや社内ネットワークから隔離。
- 一部の重要な社内システムが使用できない状態が続いており、被害の全容については現在調査中です。
RansomHub(ランサムハブ)の犯行声明
- RansomHubの主張:
RansomHubは、サイゼリヤから23GBのデータを窃取したと主張し、2024年10月12日に自グループのダークウェブ上のポータルに攻撃対象としてサイゼリヤを追加しました。 - 身代金支払いの拒否とデータ公開:
- サイゼリヤが身代金支払い期限を超過したとして、RansomHubは窃取したデータのすべてをダークウェブ上に公開したと発表しています。
今後の対応
- さらなる被害調査:被害の全容が明らかになり次第、関係者に通知する予定です。
- 情報セキュリティ強化:再発防止策を講じ、今後のセキュリティ体制を見直します。
まとめ
サイゼリヤが受けたランサムウェア攻撃は、RansomHubの犯行声明によってさらに注目を集めています。現時点で被害の詳細な範囲は調査中ですが、サーバーの一部停止による業務への影響が続いています。今後も調査結果に基づき、適切な対応と再発防止策の実施が求められます。