株式会社ジェイテクトが調査結果を発表 北米および南米における不正アクセスの可能性

株式会社ジェイテクト（東証プライム: 6473）は、北米および南米の拠点で不正アクセスが確認されたことを受け、調査結果を発表しました。今回のインシデントにより、同社は一部の拠点でマニュアル対応による製品供給に切り替えています。

不正アクセスの発生状況と対応

北米エリア

• 影響：米国の自動車・軸受の生産拠点のシステムに不正アクセスを確認。
• 対応：システムの停止に伴い、マニュアル対応で製品供給を継続。

南米エリア

• 影響：ブラジルとアルゼンチンの拠点で不正アクセスを確認。
• 対応：こちらもマニュアル対応で、製品供給を維持。

その他の地域の影響状況

欧州エリア

• チェコおよびドイツ：
  • 北米の不正アクセスの影響が懸念されたため、一時的にシステム接続を遮断。
  • 10月16日には、生産システムを再稼働し、通常の生産体制へ移行。
• 他の欧州拠点：不正アクセスの痕跡は確認されていません。

日本、アジア地域（中国、インド、アセアン）

• 確認結果：日本やその他の地域においては、不正アクセスの痕跡は確認されていません。

今後の対応と再発防止策

ジェイテクトは、以下の対応を進める予定としています。

1. 原因の究明と詳細な調査
   • 専門家と連携して、攻撃経路や影響範囲の詳細な特定を進行。
2. セキュリティの強化と再発防止策の策定
   • グローバルなシステム接続の監視を強化し、不正アクセスの早期検知を目指します。
3. 製品供給の安定化
   • マニュアル対応を経て、各拠点でのシステム復旧と製品供給の安定化に努めます。