公益財団法人 群馬県産業支援機構のメールアカウントへ不正アクセス、5千件以上の迷惑メール配信に悪用されたことを発表しました。
不正アクセスの概要と被害内容
公益財団法人 群馬県産業支援機構は、2024年11月12日に同機構内のメールアカウントが不正アクセスを受け、5千件以上の迷惑メール配信に悪用されたことを発表しました。
問題のメールアカウントは「群馬県よろず支援拠点」の職員が利用しているもので、不正アクセスの時間帯は同日18時59分から22時20分まで。この間に、第三者による不正利用によって大量の迷惑メールが送信されたことが確認されています。
迷惑メールの内容とリスク
送信された迷惑メールは、請求書の送付を装った内容で、主にウクライナ語で表記されていました。メール内には不審なURLが含まれており、クリックするとウイルス感染のリスクがあるとされています。
機構によると、約5千件のメールは送り先に届かずに戻ってきたものの、実際に何件のメールが送信されたかは現在も調査中です。また、メールを受け取った人々に対しては、迷惑メールを開封せず削除するよう呼びかけています。
被害に利用されたドメイン
今回の迷惑メール送信に悪用されたのは、群馬県産業支援機構「群馬県よろず支援拠点」の以下のドメインです。
- @yorozu-gunma.go.jp
被害防止と今後の対策
群馬県産業支援機構は、メールアカウントの安全性を確保するため、パスワードの変更やアクセス制限の強化を進めているとしています。同時に、外部からの不正アクセスに対する監視体制を強化し、再発防止策を講じる方針です。
関連情報・参照元
被害を受けた場合や不審なメールを受け取った際には、速やかに削除し、添付ファイルやリンクを絶対に開かないよう注意してください。